引越しには早めの転校手続き忘れずに!
引越し準備は何かと忙しいものですが、現在公立の学校へ通学しているお子さんがいる場合には、引越しが決定次第、転出手続きと一緒に速やかに「転校」の手続きを取りましょう。
義務教育ではない高校への転入学は、転学試験や家庭の事情または健康上の理由を説明するなど、小・中学校の場合とは変わってきますので注意して下さい。
基本的な手続きの流れは
1.転校することを担任に伝える
2.学校で書類を受け取る
3、役所で住民登録の転出届けの手続きをする
4.転出先の役所で住民登録、各市町村教育委員会で就学通知書を交付
5.転校先に連絡・手続き・校長の指示を受ける
という感じです。
手続きの詳細と必要書類
手続きに必要なもの
- 印鑑(認印)
- 在学証明書
- 教科書無償受給証明書
- 就学通知書
担任の先生は書類作成など時間も必要なので、速やかに連絡して「在学証明書」と「教科書給与証明書」を発行してもらってください。
また学校から持って帰らないといけない荷物もあるでしょうから早めに伝えておくと準備してくれると思います。
転居先の市区役所に「転入届」を提出すると、お子さんが入学する学校の指定があり「転入学通知書」が発行されます。
この通知書と、以前の学校で受け取った「在学証明書」と「教科書給与証明書」を新しい学校に提出し、「転校」となります。
転校先の学校によっては、制服、給食、教科書など違ってきますから確認が必要です。
役所で必要な転居先での転入手続きは、引越後2週間以内に行えば良いのですが、お子さんをお持ちの場合には早めに転校手続きが必要になりますので注意してください。
子供の気持ちも考慮してあげましょう
また、転校しなければならないお子さんの気持ちにも気を配ってあげてください。
転校は子供にとっては嫌なものです。
慣れ親しんだ環境や友達から離れなければならず、とても悲しく寂しい思いをします。
実際、転校を経験した約8割もの子供が「友人との別れがとても辛かった」と答えており、半数以上が「転校するのは嫌だった」と答えています。
急な引っ越しであれば尚更、配慮が必要です。せめて仲良しの友達との思い出づくりの時間くらいは確保してあげたいものです。
環境の変化は子供にとっても非常にストレス。「仕方がない」で片付けず、子供の気持ちをよく汲み取り、敏感になってフォローしてあげることが大人として、また親として大事な努めです。