保証人不要システムというものを知っていますか?
このシステムはその名の通り、契約時に連帯保証人の設定をしなくても入居できるという方法のことです。
近年このシステムを導入する管理会社も増加していると聞きます。
増加傾向にある理由は様々ですが
- 両親との不仲
- 親と連絡が取れない
- 親が失業中
- 周りに頼れる人がいない
といった事情を抱える方が増えてきているからではないでしょうか。
こういった家庭間での事情のある方には役立つシステムですよね。
しかし連帯保証人を設定しないということは大家さんや管理会社、不動産会社のデメリットにもつながります。
通常、保証人というものは入居者が家賃の滞納、もしくは契約違反などをおかした時、契約者本人に代わってお金を払う義務のある方のことを指します。
当然、毎月の家賃、何か起きたときの修理代などは、契約者本人が払うものですが、本人に支払能力がないと見なされた場合の肩代わりは保証人の責任です。
このような事態が起こり、保証人設定をしたいないと貸家側は損をしてしまいます。
物件は大家さん、管理会社にとっては大事な財産。このような金銭トラブルは避けたいものです。
ですから連帯保証人を立てない場合の契約には普通の契約では生じない特別料金がかかることが多いのです。
契約時に保証料金として家賃の3割くらいを上乗せした金額を払い込んだり、半年分の家賃を入居時に既に払ったりといった特別な契約となります。
どうしても保証人の心当たりがなくて困っている方は事前に不動産会社に相談し、こういった契約もあつかっている物件を紹介してもらうのもいいでしょう。