お引越しをするにあたって知っておかなければいけないことは沢山あります。
お部屋探しで色々な物件を回り、自分の条件に合う素敵なお部屋を引越し先として見つけたとしてもすぐにそのお部屋に決定できる訳ではありません。
賃貸物件には「入居審査」というものがあります。
この入居審査とは書いて字の通り、あなたの入居にあたり、大家さんと不動産会社がその物件の入居許可を審査することをいいます。
この入居審査は気に入ったお部屋に住めるかどうかの第一条件です。大家さんや不動産会社の許可が下りなければもちろん入居は不可能。
入居審査の基準
では、どういう基準で入居審査が行われるのか。
人柄や正確
まずは人柄でしょう。これは会社やアルバイトの面接と一緒ですね。
トラブルを起こしそうな方、意思の疎通が難しそうな方にはお部屋を貸したくないと思うのは当然です。最低ラインの常識が備わっている方でしたら問題ないかと思います。
清潔感のある服装や身だしなみで不動産仲介会社に向かいましょう。
経済状況・支払い能力
次に審査の対象となるのは経済状況です。
大家さんにとって毎月のお家賃をきちんと払い込んでくれる方がどうかは切実な問題なのです。ですから借家人の氏名、住所、年齢、電話番号、勤務先などの基本的な個人情報を記入し、間違いがないか調査することもあります。
これはクレジットカードを作るときなどに似ていますよね？細かいことを聞く理由はだいたい同じです。本人に支払い能力があるかどうかを確認するための作業なので自宅や勤務先に電話が入ることもありますし、勤務年数や勤務先での地位、年収なども書かなくてはいけません。面倒と思うかもしれませんが、これは大家さんや不動産会社にとって重要な手続きなので虚言や記入漏れのないように気を付けて下さい。
保証人
そして入居人の収入状況以外で大家さんと不動産会社が重要視するのは「保証人」のことです。収入が低かったり、フリーターなど堅い職業に就いていない人は、しっかりとした連帯保証人を立てることも、入居審査を通りやすくする方法です。学生さんや未成年の方はとくにこの保証人の有無が大事になってきますよ。
そして何より自分がきちんと家賃を滞りなく支払っていけることをしっかりアピールする必要があるでしょう。大家さんと入居人といってもそこは人間関係ですからどれだけ信頼できる方かが大事になってきます。嘘などをつかず、誠実な態度で契約をすすめましょう。